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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。
… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター …
BIJIN&Co.株式会社(ビジンアンドカンパニー) 田中慎也
代表取締役
1977年生まれ。北海道出身。1999年に株式会社ビーコミュニケーションズを設立。ソフトバンクショップの運営やビューティーサロンの経営、広告代理業、出版事業など、札幌を中心にさまざまな事業を手がける。2010年、美人時計の事業を買収し現職。従来のエンタメ系事務所とは異なるデビューのきっかけを提供し、地方に潜在するモデル・タレント等の志望者を顕在化。2016年、エンタメ業界に特化したデジタル・キャスティングサービス「CLOUDCASTING」をリリース。これまで属人的だった業務をシステム化することでキャスティングにイノベーションを起こすべく、全国のキャスト(モデル・タレント・インフルエンサー・実演家等)には“活躍の機会”を、依頼者となるクライアントには“新たな才能との出会いと付加価値”を提供。これまで属人的で不透明だった報酬の参考水準を、オファーを受けるキャスト本人の実績やプロフィール情報、市場での平均相場など独自DBからAIが自動的に算出。エンタメ業界で活躍する個人事業主や芸能プロダクションに対してマッチングの効率化、報酬の最適化等を図っている。
『非常識な成功法則』神田昌典 営業の仕事で悩む人 考え方が変化するきっかけを掴むつもりで |
営業は確率論だが、なかでもある種の発想さえ掴めれば、見違えるほど売れるようになるポイントが存在すると田中氏は語る。なおかつ、一般的に難易度が高いと言われる商材であればあるほど、その境地に到達できるかが明暗を分けるとも。 19歳で起業して以来、最小限のリスクで始められる事業から徐々にビジネスを多角化・拡大し、いまやエンタメ業界の新たなスタンダードとなろうとするサービスを展開する田中氏。携帯電話の販売業から始めた当初から、営業力はたしかな武器として自分を支えてくれた。本書は、田中氏にとって1つの転換点であり原点であるようだ。 |
皆さん結構言っているかもしれないのですが、本で言うと『非常識な成功法則』という神田昌典さんの本ですね。この本を読んでから営業ができるようになったかと思います。
20歳くらいの時、TSUTAYAの隣に住んでいたんですよ。やっぱりTSUTAYAの隣に住むと結構良くて、とにかく暇なら行けばいろいろな本に触れられるじゃないですか。当時は会社を設立したばかりだったので、成功哲学系の本をなんだかんだかなり読んでいて、なかでもこの本は特に印象的でした。
こういう発想をすればユーザー目線を獲得できるようになるんだと。営業でモノを売ると言っても売ることだけが仕事ではないので、結果売れるためには何をしたらいいのかということを俯瞰して見られるようになった部分が、かなりあるかなと思いますね。
行動というより、やはり意識が変わったことですかね。
マーケティング的にユーザー側の立場に立つ感覚に気づいたというか、とにかくビジネスって、こちらの思いは置いておいてユーザー側が何を感じるかということが1番上に来ると思うんです。
現在展開しているデジタル・キャスティングサービス「CLOUDCASTING(クラウドキャスティング)」も、自分がお客さんだった場合に本当に自分のサービスを使うのか、使った途中でどう思うだろうとか、そんな視点をとにかく1番優先しなくてはいけないと気づくことができました。
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