私のきっかけ~Focus on 神成大樹~

社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、Focus Onにて取材させていただき、ストーリーとして掲載させていただいている方々にお話を伺い、それぞれの人生のきっかけとなった作品をご紹介していきます。


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株式会社BRAIN MAGIC 神成大樹

代表取締役CEO

1989年生まれ。奈良県出身。デジタルハリウッド大学院卒、デジタルコンテンツマネジメント修士。中学生のとき3DCGによるイラストを描きはじめ、高校時代よりフリーランスのイラストレーター、デザイナーとして仕事をはじめる。2012年、友人とともに立ち上げた株式会社B.C.Membersの取締役に就任。2016年、株式会社BRAIN MAGICを設立。現在、特別講師として小学校や大学にてキャリア教育の公演も行う。クリエイティブ、テクノロジー、エデュケーションの三つをミッションに掲げ日々邁進中。

http://brainmagic.tokyo/


Focus On 神成大樹/2018年9月14日掲載

仮説と検証は冒険といえる―クリエイターのための新たな「3種の神器」




―きっかけとなった作品はありますか?


画像提供:株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム

http://www.cwfilms.jp/tag/%E9%9B%B2%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86%E3%80%81%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80/


いろいろなものに影響は受けてきたと思うんですけど、どれか一つ挙げるとするなら、新海誠監督の2作目の作品に『雲のむこう、約束の場所』という映画があって、高校生たちが飛行機を作って飛ばす映画なんです。新海誠監督って最近めちゃくちゃ有名になりましたけど、実は一番最初の作品から観ていて。この映画を観ながら、高校生の夏休みに誰もいない学校で、みんなで二足歩行ロボットを作っていたんです。


―その作品との出会いは?またその出会いによって、どんなきっかけが生まれましたか?


新海誠って手に入れられないものを、ずっと追いかけているんですよね。あの映画でも、結局欲しいものは手に入らないんですけど、どれも何か目的があって頑張っているんだと思うんです。そのとき、「自分が絵を描いていった先に何があるんだろうな」とか、「ロボットを作った先に何があるんだろうな」とか、若干共感しつつ。ロボット作りは高1から高3までずっと3年間かけてやっていて、ちょうどそのときの精神性みたいなものは多少影響を受けているような気がします。


―その作品から何を得ましたか?


自分たちと同じような姿が描かれていて、「一人じゃない」と肯定してくれる感じでしょうね。一緒にやっている仲間の存在があって、みんなで観ていました。実際は最終的に手に入らないのは嫌なんですけど、「世の中そういうものだよね、まぁそれでも、俺たちやるんだよね」みたいな思いは、ちょっとあったかな。


―ありがとうございました。




▼神成氏の半生はこちら
『仮説と検証は冒険といえる―クリエイターのための新たな「3種の神器」』
仮説検証は、ちょっとした冒険に似ている。まだ見ぬ世界へと一歩踏み出し、行動してみる。そこから世界は広がっていく。

あたかも魔法のように作品を生み出すクリエイターたちの左手に、最適なデバイスを。株式会社BRAIN MAGICが開発する「Orbital 2」(通称、O2)は、これまでキーボードのショートカットキーやUIで行われていた煩雑な動作を、手のひらに収まるたった一つのデバイスに集約する。デジタルハリウッド大学大学院からの学発ベンチャーであり、アキバ発ベンチャーである同社。2018年には、任天堂の「ファミリーコンピュータ」やMicrosoftの「Xbox」もそこで産声を上げてきた、ラスベガス開催の世界最大級Techイベント「CES」へ異例のスピードで出展を果たした。国内販売のみならず世界展開を見据える、同社代表取締役の神成大樹が語る「ものづくりに生きる人生」とは。