Focus On
飯田泰敬
株式会社LOOPLACE  
代表取締役
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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。
… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター …
株式会社マツリカ 黒佐英司
代表取締役CEO/CPO
1982年生まれ。愛媛県出身。ニューヨーク州立大学バッファロー校卒業後、積水ハウス株式会社にて個人向けの企画提案、法人・資産家向けの資産活用提案、海外事業開発において企画営業及びマネージャーに従事。2011年に株式会社ユーザベースに入社し、営業開発チームの立ち上げを担当。以来、営業部門、マーケティング部門及び顧客サポート部門の統括責任者を歴任し、SPEEDA販売促進・保守、営業・マーケティング戦略の立案及び執行を担当。2015年にマツリカを共同設立。
ニューヨークという街 若い人 きっかけを求めて |
米国の象徴「自由の女神」に、世界の交差点として知られる「タイムズスクエア」、金融の代名詞とも言える「ウォール街」に、ミュージカルの本場「ブロードウェイ」まで、ニューヨークという街にはありとあらゆる魅力が詰まっている。誰もが一度は聞いたことがあるような観光名所は数知れず、同時に最先端のビジネスや芸術が息づいている。あらゆる分野が混在するその街は、まさに世界の中心地という呼び名にふさわしい。 大学進学を機に渡米し、以来ニューヨークが忘れられない特別な街になったと語る黒佐氏。そこで触れた価値観の多様性は、ルールを守ることを重視する日本の画一的な教育とは正反対だったという。エネルギー渦巻くその地を訪れ、何を感じるかは人それぞれだが、きっとその人なりのきっかけが見つかることだろう。 |
あまり人が作ったものを好きにならないんですよ。所詮自然には敵わないなという思いもあって、絵を見たり音楽を聴いたり、一通りはやるのですが「これは」というものはないんです。ただ、作品という捉え方にはならないかもしれないのですが、街を一つの作品だとすると、ニューヨークという街は自分の人生に影響を与えてくれた場所だなと今でも思っています。
愛媛という田舎から出てきて、米国の大学に進学して、当時ニューヨーク州に住んでいたんです。マンハッタンなどがある、いわゆるニューヨークシティまでは車で1~2時間かかったので、2週間に1回ほど買い出しに行くぐらいだったのですが、毎回エネルギーをもらって帰ってくるんですよね。
やっぱりエネルギーが動いているんですよ。その後いろいろな街に行ったのですが、圧倒的にそれを感じたのはニューヨークシティだけだったなと。
昔から「人種のるつぼ」とよく言われるくらい、多様性はものすごく高くて、エリアによっても全く違う顔がある。電話して歩きながらサンドイッチを食べているビジネスパーソンもいるし、一方ではセントラル・パークで犬の散歩をしながらのんびりしている人もいる。本当にバラバラで、それぞれがやりたいことをやっている。どの文化や価値観もエネルギーに満ちあふれている街の雰囲気に、すごくワクワクさせられたんです。
人間のエネルギーの素晴らしさ、力強さみたいなものをすごく感じましたし、そのポテンシャルを信じられるようになったと思います。
少し稚拙な言い方なのですが、ワクワクって大事だなと。やっぱりニューヨークシティの人たちは全員ワクワク、生き生きとしているように見えたので(実際はそう見えていただけで違った人もいるかもしれませんが)、自分自身常にそうありたいなと心がけています。
だから、逆に「今、少しワクワクできていないな」と感じたら、考え方や行動を少し変えてみようと思うようにしていますね。
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