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ハヤカワ五味
株式会社ユーグレナ  
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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。
… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター …
株式会社ベストコ 井関大介
代表取締役社長
1975年生まれ。秋田県出身。秋田大学教育学部卒業後、ベスト学院株式会社へ入社。塾講師を志すきっかけとなったのは、アルバイトで得た「貢献実感」。生徒や保護者から涙を流して感謝いただいたことで自分の将来に改めて向き合い、「この道しかない」と就職を決意。入社後は企画部長、取締役を経て、2009年株式会社Global Assistを創業。2022年「株式会社ベストコ」へ社名変更。
『7つの習慣』著:スティーブン・R・コヴィー 自分の軸を探している人 生き方の指針を整理する気持ちで |
「死ぬ時のことを思って日々暮らせ」と、その本は私たちに語りかけてくる。1989年の初版刊行以来、全世界で4,000万部、国内だけでも250万部以上を売り上げたベストセラーであり、体系立てられた生き方の指針を授ける人生哲学の書としても知られる『7つの習慣』は、今なお多くの人に支持されている。 20代で本書に出会う以前は、人生をグリップせず、あちこち流れ着くように生きてきたと井関氏は振り返る。けれど、読後に人生を逆算し、成し遂げたいこととして整理したリストを振り返ってみれば、今では実現できている項目が多いという。ビジネスや人生を実りあるものに変えたいと願う全ての人々にとって、本書はいつの時代もバイブルのような存在でありつづけるのだろう。 |
『7つの習慣』ですね。会社の研修でも取り入れているのですが、僕がビジネス書で初めて読んだ本が『7つの習慣』だったんです。
新卒で入社した会社では、先輩が一から教えてくれるような環境ではなかったこともあり、とりあえずビジネスマンになって社会に出たら最初は本を読まなくてはいけないみたいな、そういうよく分からないモチベーションに駆られていて(笑)。本屋に行ったら、この本が平積みになって置かれて「世界一のベストセラー」と書いてあったので、それなら間違いないだろうと思って手に取りました。
実際に読んでみて、「インサイド・アウト」の考え方とか、自分が人やチームや世の中にどう発信していくか、Win-Winの考え方、主体的であることなどはすごく影響されましたね。
特に、主体性の考え方などは「愚痴を言っていても何も始まらない」という感覚に近いものですが、自分で行動して自分が変えていくという方向に行かない限り、影響を及ぼせる範囲は広がらない。本では「影響の輪」と呼ばれるのですが、これを少しずつ広くするという仕事の仕方をしなくてはいけないと思うようになりました。
働き方とか会社づくりとか思想とか、そういったいろいろなパーツを一つにまとめたものが『7つの習慣』で。実は弊社ではバリューのようなものはがっちり作っていないのですが、入社時に全員に対して僕が『7つの習慣』を研修しているんですよ。フランクリン・コヴィー・ジャパンのライセンスもきちんと取っていて。
きっかけというか、自分の思想を支えてきたものとして『7つの習慣』の影響はすごく大きいかなと思います。
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