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私のきっかけ ― 『失敗の本質』

社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。



… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター 

株式会社Branding Engineer 大島孝之

代表取締役CEO

東京都出身。大手人材サービス企業に入社後、事務・製造・エンジニア領域の派遣事業において、統括ゼネラルマネージャーとして従事。その後、ベンチャー系の総合人材サービス企業へ転じ、事業本部長として介護領域の派遣事業の立ち上げと拡大を牽引。エンジニア派遣を主力とする企業では執行役員を経て、代表取締役社長COOに就任。2024年より、株式会社TWOSTONE&Sonsの執行役員およびグループ会社である株式会社Branding Engineerの取締役として、グループ傘下におけるITエンジニアマッチング事業の統括を担う。2025年9月、同社代表取締役CEOに就任。

https://b-engineer.co.jp/





     人生のきっかけ    
 『失敗の本質』著:戸部良一/寺本義也/鎌田伸一/杉之尾孝生/村井友秀/野中郁次郎

 こんな人に読んでほしい 
 組織のリーダーに

 こんな風に読んでほしい 
 組織の方針・戦略に悩んだときに

組織論や経営の文脈で、今なお名著として語り継がれる一冊がある。『失敗の本質』は、戦時中の日本軍の作戦を題材に、失敗の原因を個人ではなく組織構造から読み解いた本だ。初版の刊行から数十年を経た今も、経営者やマネージャーなどリーダーシップを発揮する人の必読書として引用されつづけ、「日本型組織の弱点を鋭く言語化した一冊」とも評されている。その視点は、時代を超えた普遍的な示唆を届けてくれる。



きっかけの紹介

きっかけとなった作品はありますか?

きっかけではないのですが、『失敗の本質』は「まさに」と思わされた本ですね。内容としては、インパール作戦など戦時中の日本軍の作戦を6個ぐらい取り上げながら、組織論の観点から失敗の要因について掘り下げていくんです。この本で語られる失敗の本質は、現代の経営や組織づくりにも通じるものなので、それらを改めて自分の中で言語化することができた一冊だったなと思っています。


人生の思考の変化

そのきっかけとの出会いは?


以前勤めていた会社で役員として働きはじめた頃、当時の社長から薦められて読んだんです。


どんな失敗もその本質をたどると、組織が旧態依然としていたり、過去の成功体験に固執しすぎて学習していなかったり、目的があいまいだったりする。たとえば事業においても、あいまいな戦略のもと走りはじめると、中途半端な結果に終わってしまうように、普遍的な失敗の本質の存在を実感できました。


ほかにも、30人で売上50億を作っていくようなベンチャー的組織であれば短期決戦を狙っていく方針でもいいけれど、それ以上にスケールさせていくことを考える場合には、現場を束ねるリーダーを育てねばならないといったことも、この本から学ぶことができたと思います。


きっかけが影響を与えた行動

そのきっかけから何を得ましたか?


やはり盲目的に与えられた指示をこなすだけでは本質を追求できないので、過去の成功事例に頼りすぎず、常に情報はアップデートすること。それにより、戦略を進化させつづけることは意識するようにしていますね。




大島孝之の生き方がここに


人から始める経営、対話でつくる組織
― エンジニアとメンバーの成長を設計する





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