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私のきっかけ ― 『バカの壁』著:養老孟司

社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。



… 今回作品をご紹介いただいたイノベーター 

VALANCE株式会社 渡邉俊

代表取締役CEO

1984年生まれ。埼玉県出身。アクセンチュア株式会社に新卒入社。その後フリー株式会社に入社し、Small事業責任者、SMB事業責任者、会計事業責任者、パートナー事業責任者と幅広く担当し、退任時は専務執行役員CBO。上場後のfreeeの黒字化を牽引。大学院生時に、ニューラルネットワークの研究開発経験から、AI時代の新事業としてVALANCEを創業。

https://valance.co.jp/





     人生のきっかけ    
 『バカの壁』著:養老孟司

 こんな人に読んでほしい 
 改めて大人になった方に

 こんな風に読んでほしい 
 AI時代にも必要なメンタルとして

東京大学名誉教授・解剖学者である養老孟司氏が著した『バカの壁』は、2003年の刊行以来450万部を超えるベストセラーとなり、同年の流行語大賞も受賞した名著として知られる。偏見や思い込みを中和し、新しいことにチャレンジできるメンタルはAI時代においても大切だと渡邉氏は語る。学ぶことをやめた瞬間、人はより無知になっていく。そんな今だからこそ、読み直す価値がある一冊だ。



きっかけの紹介

きっかけとなった作品はありますか?

養老孟司さんの『バカの壁』は記憶に残っています。この本は、僕が「本を読むのは面白い」と気づいたきっかけですね。内容は脳科学の観点から分かりやすく書かれていたので、今振り返るとアカデミックな世界に興味を持ったのもここからかもしれません。


人生の思考の変化

そのきっかけとの出会いは?


出会ったのは大学生になる前、浪人中の2003年だった気がします。それまでの僕は国語が苦手で、人生において文字に触れている量が圧倒的に少なすぎたと気づいたんです。参考書よりも何か意味のある本を読もうと思って本屋に行くようになり、そのときに『バカの壁』というキャッチーなタイトルに惹かれて手に取りました。


その頃の僕は、自分の考えている世界でしか物事を見ていませんでした。この本を読んだことによって、自分の視野だけでなく外側を見る客観性、多次元的なものの見方が初めてインプットされたと思います。


きっかけが影響を与えた行動

そのきっかけから何を得ましたか?


考え方自体の次元数をものすごく増やせるようになったと思います。ただ、僕はそれまで本を読んでいなかったので、本を読んだから気づいたという話であり、もしかしたらこの本だから、というわけではないのかもしれません。ただ、初めて得た情報として、それが分かりやすく面白かったことは事実です。


それ以来、浪人中から本を読むようになり、自分の言語化能力なども改善していったのではないかと思います。僕の人生の起点の一つには科学や研究がありますが、その道を通るきっかけになりましたし、この本が良かったからこそ読書を続けられたのかもしれません。




渡邉俊の生き方がここに


AI×中小企業の本流をつくる
― 思考し、探究しつづける者の勝ち筋





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