Focus On
布田尚大
株式会社drapology  
代表取締役CEO/GOZEN代表
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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生の中でどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”となった作品をご紹介していきます。
… 今回きっかけをご紹介いただいたイノベーター …

株式会社コルシー 堀口航平
代表取締役社長
1988年生まれ。群馬県高崎市出身。2013年新潟大学大学院自然科学研究科修了。新卒採用支援事業の創業に携わった後、医療系人材紹介会社エムスリーキャリア株式会社に転職。全国の医療機関に向けた医師採用支援を行うと同時に、新規事業責任者として病院事務長向けの転職支援サービスを立ち上げ。地域医療への課題意識を強める中、地元高崎で代表医師の佐野に出会い、2018年1月株式会社コルシーを創業。
ジャパニーズ・ヒップホップ 勝負に踏み切れない人 聞けば自ずと上向くものがある |
| 「起業とヒップホップは本質が同じ」と語る起業家は少なくない。一見すると接点のない二つの世界だが、どちらも逆境の中で生まれ、反骨心を原動力に社会を動かしてきた歴史がある。恵まれない境遇から成り上がった者たちの反骨心が、ヒップホップというカルチャーを育んだ。堀口氏の青春を支えたのも、そこから生まれた音楽やメッセージだったという。 |

一番は、ジャパニーズ・ヒップホップ(日本語ラップ)かなと思います。僕たち世代の学生はバンドの世界観が人気だったと思うのですが、僕の高専時代の青春といえばジャパニーズ・ヒップホップだったんですよね。今でも、KREVAさんとか、すごく好きなんです。
以前、ある有名な起業家さんが「起業とヒップホップは本質が一緒だ」と仰っていたのですが、それにはすごく共感しています。ヒップホップのルーツについては諸説あると思いますが、反骨精神や社会に対する怒り・不満をメッセージとして発信していくところが、カルチャーとしての成り立ちだと思うんです。
売れれば評価されるし、売れなければただの戯言になる。旗を立てて、社会に対して何かを投げかけていく。成功すれば評価されるし、成功しなければただ消えていくだけ、という部分は本質的に似ているなと。だから、起業家でヒップホップが好きな人は結構多いのではないかと思っています。
僕たちの世代は、日本語でラップができるということが少しずつ確立されていった時代だったと思うんです。中学生の頃くらいにはSOUL'd OUTやKICK THE CAN CREW、RIP SLYMEのようなアーティストが、オリコンのランキングに載るようになっていて。それで興味を持って、高専時代、地元のクラブに行ってみて、アンダーグランドと呼ばれる、マニアックなヒップホップに触れたりしたことがきっかけだったかなと思います。
今ではすっかりメジャーになりましたけど、当時はまだマイナーだったMC BATTLEに出たりもしていました(笑)。
小学6年生のときに家業が廃業になってから、中学・高専時代は経済的な面でほかの人とは違う境遇にいた。自分でバイトをして稼いだりしているなかで、ヒップホップの世界にも恵まれない境遇で育って成功した人は多いので、自分と重ねていた部分はあったと思います。一度もぐれずにめげずに、そういった境遇を恨まずここまで来られたのは、ヒップホップに支えられた部分が大きいのではないかと思っています。
ネガティブには考えないようにしようと、いつも思っていますね。もちろん曲としてはいろいろな世界観が好きですが、ヒップホップ特有の反骨心、断られてもどう見返すかと考えたりする精神は持つようにしています。
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