Focus On
髙橋史好
concon株式会社  
代表取締役/CEO
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or社会に思いをもって行動するイノベーターたちは、その半生のなかでどのような作品(書籍・音楽・映像など)と出会い、心動かされてきたのでしょうか。本シリーズでは、社会に向かって生きる方々にお話を伺い、それぞれの人生の“きっかけ”をご紹介していきます。
… 今回きっかけをご紹介いただいたイノベーター …

株式会社Flavor 山本哲也
代表取締役
1979年生まれ。京都府出身。大学卒業後、上場アパレル企業に入社し、雑貨店の販売員・店長として従事。のちWeb制作会社にてコンテンツ制作・SEOを学び、その傍ら立ち上げた個人サイトが現在の「Re:CENO」の前身となり、2008年5月に株式会社Flavorを創業した。
『レバレッジ・リーディング』著:本田直之 自分の好きも得意も分からない人 とにかく本を読むこと、それから自分の足跡を記録すること |
| 読書とは、最小の投資で最大のリターンを得る自己投資である。累計300万部を超えるベストセラー作家となった著者・本田直之氏は、そう説いている。代表作『レバレッジ・リーディング』は「速読」ではなく「多読」を推奨し、数多くのビジネスパーソンの読書観を変えてきた一冊だ。山本氏はこの本との出会いをきっかけに、読み方そのものをいかに変え、何を得たのか。 |

『レバレッジ・リーディング』という本ですね。内容はいわゆる「本の読み方」を教えてくれるものなのですが、端的に言うと「本はどんどん折り返し、線を引き、書き込んで、たくさん読みなさい」ということを伝えている本なんです。
僕は書き込んでも本自体をなくしてしまうタイプなので、線を引いた箇所や気になったところを全部Evernoteに書き写して溜めています。もう100冊分以上溜まっていて、自分が迷ったとき読み返すんです。そうすると、やっぱりいいことが書いてあったり、当時は分からなかったけれど読み直したら大切だと思えるヒントがあったりする。僕のEvernoteメモの最初にあるのが、この本です。
雑誌や本を読むのが好きなので、おそらく何かの特集に載っていたんだと思います。これまで経営についての勉強はどこかに通うということはせず、とにかく本で読んだことを実践してきました。だから、うちの経営論は本からの影響をすごく受けています。
本って読んだときに「面白い」と思っても、そのときは燃え上がるけど、すぐ忘れてしまうんですよね。でも、その中から必要な分だけを抽出してメモに残す。そして、それを何度も読み返すという習慣があることで、自分の経営哲学の土台を振り返ることにつながっていると思います。
本を読んで、それを抽出し、自分の中で熟成させていく。その作業の素材づくり、という感覚なんですよね。自分の頭の中だけでは覚えておけないし、整理もしておけない。僕の部屋には本が山ほど並んでいますが、中身は全く覚えていない。同じ本を二度買ってしまうこともあるくらいです。
ただ、自分で整理してまとめたものが、いわば外部記憶装置のような形で残っている。少しキザな言い方になりますが、自分だけの図書館のようになっているからこそ、自分との対話がしやすいんだと思います。
僕は2006年からブログを書きつづけていて、たまに読み返すと「10年前の自分、いいこと書いているな」と思うことがあるんですよ(笑)。自分でアウトプットしたものを何度も反芻するということは、経営の基本のような気がしています。
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